1976年生まれ、千葉育ち。東京理科大学理学部1部数学科卒。
大学生のときになんとなく始めたプログラミングは正に「運命の出会い」でした。「自分はこれをやって生きていくんだ」と感じました。
大学卒業後はフリーターをしながらフリーウェアを作っていましたが、友達の紹介でプログラマーとして会社に就職することに。
いくつかウェブアプリケーションを世に送り出したものの、自分の状況に満足できず、2年足らずで退職しました。
「もっと技術力を高めなければ」という危機感と「プログラミングでオンリーワンな存在になりたい」という欲望がありました。
退職した私はプログラミングを基礎から学び始めます。
基本データ構造やアルゴリズムから始まり、オブジェクト指向、計算機科学、関数型プログラミング…
そんな中、最も興味をひかれたのは言語処理系でした。「自分のプログラミング言語を作って世に広めたい」そんな夢を持つようになりました。
ただ、現実は非常でした。私には、人の役に立つようなプログラミング言語を作り出せる発想や知恵はありませんでした。
「巷で活躍しているプログラマーや研究者とくらべて、自分の頭は劣っている…」それを痛感したとき、ふと気がつくと、そこにいたのは社会経験の少ない30歳の無職でした。